パナソニック
メールでお問合せ
電話でお問合せ

よくある質問

FAQ

よくある質問

なぜ発電するの?
太陽電池は半導体の一種であり、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変換するもので、半導体に光を照射すると、内部に電気を帯びた粒子(正孔と電子)が発生する性質を利用したものです。結晶系シリコンなどの一般的な太陽電池は、それぞれ電気的性質の異なるN型とP型の半導体を隣り合わせに接触させた構造になっています。
太陽電池に光が当たると、その光エネルギーは太陽電池内に吸収され、これにプラスとマイナスを持った粒子(正孔と電子)が生まれ、マイナスの電気はN型シリコン側へ、プラスの電気はP型シリコン側へ多く集まります。
これらを太陽電池の表面と裏面につけた電極により取り出して、電球やモーターをつなぐと電流が流れます。これが太陽電池の原理です。
変換効率って?
変換効率とは、太陽電池が受けた光エネルギーを電気エネルギーに変換する割合を示すものです。
セル単体で計測したセル変換効率と、モジュールにパッケージした時の最大寸法での面積から算出したモジュール変換効率の両表現方法が使用されています。
太陽光は晴天時において地上で最大1kW/m²のエネルギーがあり、日射強度の標準としています。
例えば変換効率が10%とは、このエネルギーを1m²の太陽電池に照射したとき、太陽電池の発電電力が100Wとなることを意味します。
太陽光発電システム(住宅用系統連系型)とはどのようなもの?
太陽光発電システムは太陽電池モジュールアレイ、パワーコンデショナ、接続箱、屋内分電盤、これらを接続する配線、アレイを設置する架台、及び交流側に設置する電力量計などで構成されます。“太陽の光エネルギー”を太陽電池アレイで直接電力(直流電力)に変換し、パワーコンディショナで直流を交流に変換し、建物内又は構内設備に電力供給します。
また、使用量より発電量が多く余った電力は電力会社に売電されます。
また、一般に電力会社の配電線網の事を系統と言います。その系統に太陽光発電設備などを繋いで電気のやり取りを行うことを系統連系といいます。
※電力会社と系統連系するためには、別途契約が必要です。電力会社との系統連系システムでは、昼間は太陽光発電と一部買電で電力を賄い、余った場合は電力を電力会社に売ることができます。夜間や発電量の少ない時には、従来通り電力会社から電力を買います。
太陽電池は蓄電できるの?
太陽電池は太陽光により発電しますが、太陽電池自体に蓄電能力はありません。
kWとkWhの違いと意味は?
kWは、瞬間的な量を、またkWhは年間、月間などトータルの発電量を表します。
たとえば3kWの発電が2時間続けば、発電量は6kWhになります。
電力会社との売電単価などは、約25円/kWhとなり、kWhがベースになります。
曇の日や雨の日も発電するの?積雪の場合はどうなの?
晴れの日よりは少ないながらも発電します。曇りでは晴天の1/3~1/10、雨天では1/5~1/20になります。
積雪の場合は太陽電池の発電量は期待できません。
寒い地域では、発電が悪くなるの?
基本的には太陽電池は、年間を通じてより多くの日射量が得られる程、よく発電します。しかし、寒冷地において、雪などで太陽電池に入射する光が遮られる場合は、その間発電量が低下します。
従って、実際の発電量は、地域や、太陽電池の取り付け状態によって異なりますが、寒い地域だからといって単純に実際のトータルの発電量が低くなるわけではありません。
売電と買電の価格差はあるの?
基本的には買電の料金とほぼ同一です。各電力会社により価格は異なります。
雷が落ちやすくないの?
太陽電池だから雷が落ちやすいということはありません。屋根や屋上に設置する他の設備と同様です。
方位、傾斜角により発電量はどの程度変化するの?
日本では、真南の緯度角程度が最も有利です(東京の場合、30°~35°程度)。
例えば、20°と30°の発電量の差は約1~2%程度です。真東、真西向きに設置しても真南に比べて、約15%程度の発電量低下となりますが、十分に使用できる方位です。
原則的には最大の発電量が得られる方位、角度に太陽電池モジュールを設置しますが、外観や構造(耐風圧など)や経済性などを考慮して、必ずしも発電量が最大になる条件で設置されるとは限りません。
屋根など既存の場所に設置する場合にはその設置する場所に合わせた方向、方位、角度に設置するのが一般的です。
設置角度は屋根勾配に対して水平に設置するのが基本的です。陸屋根は傾斜角30°程度がお勧めです。

ハイブリッド太陽光パネル
影の影響はあるの?
薄い影(山、ビル、樹木、電柱等の影)が太陽電池に掛かった場合、発電量が低下しますがゼロにはならず影の部分でも周囲からの散乱光により1/10~1/3程度発電します。
なるべく太陽電池に影が掛からないような工夫をすることが重要です。
屋根以外への設置はできるの?
可能です。ただし、設置場所に基礎工事や架台を組むなど、構造材設置の工事が必要となります。
太陽電池は、後から容量を増やす事は可能なの?
パワーコンディショナ、接続箱の容量・回路数までは増設可能です。
HIT太陽電池の特長はどのようなもの?
【HIT太陽電池】HIT太陽電池とは、Heterojunction with Intrinsic Thin layer (HIT)の略号から来ています。
これは従来にない新しいタイプの結晶SiとアモルファスSi薄膜のハイブリッドタイプの太陽電池です。
HIT太陽電池は、発電層に単結晶Siを用い、半導体の接合部分をアモルファスSi薄膜を用いて形成した構造をもっています。
そのため、太陽電池の重要な部分である接合部における界面特性が飛躍的に改善され、量産レベルでの太陽電池のセル変換効率が19.7%、モジュール変換効率が17.0%と業界トップレベルの性能を実現しています。
また、HIT太陽電池は従来の結晶シリコン太陽電池と比べて温度特性が安定しており、夏場の高温時でも高い変換効率を維持し発電量の低下が少なく、従来の結晶シリコン太陽電池に比べ、年間の発電量で差が出ます。
※2008年2月1日現在
なぜ、HIT太陽電池は夏場の温度の高いときに発電量で差がでるの?
半導体を用いた太陽電池は、一般的に温度が高くなると発電量が少なくなる性質を持っています。
HIT太陽電池はアモルファスシリコンと単結晶シリコンのハイブリッド構造ですので、他の従来の結晶系Siの太陽電池と比べてその温度の影響が少なく、特に温度の高くなる夏場の発電に差が出ます。そのため、最も電力の需要が高まる夏場のピーク時にも、しっかり発電してくれます。
太陽電池モジュールの上に人が乗っても壊れないの?
強度的には問題ありませんが、ガラスは滑りやすく非常に危険です。モジュールの上へは乗らないで下さい。
パワーコンディショナはどんなもの?
太陽電池で発電した直流の電気を、電力会社から送電される電気と同じ交流に変換する機能と系統との連系に関する保護を目的として設置します。
太陽電池の発電電力を最大限に効率良く取り出すことと、配電系統と安全に連系することが重要な機能となります。
雨漏りは大丈夫なの?
メーカー規定施工であれば、雨漏りは心配ありません。
耐風圧性能はどれぐらいなの?
太陽電池モジュールと架台は風に対して、建築基準法準拠の設計をしております。
太陽電池モジュールはJIS C8990の耐風圧荷重2400Paに耐えうる設計となっております。
システム導入後、毎日の操作は必要なの?
太陽光発電システムは日の出とともに自動的に運転を開始し、日の入りとともに自動的に停止しますので面倒な操作は不要です。
日常の点検はどのようにするの?
日常点検としては、発電量を確認するだけで十分です。また、長期にわたりご使用いただくために4年に1度の点検をお勧めいたします。
売った電力代金の受け取り方法はどのようになるの?
売電の入金は銀行振込です。買電と売電は相殺されず、個別に扱われます。
地球環境への貢献は、どの程度なの?
4.0kWのHIT太陽光発電システムを設置した場合、全国平均では年間約4,500kWhの発電量が期待できます。これを火力発電所の代替と仮定すると、地球温暖化の原周であるCO2の年間発電量を炭素(C)量に換算すると年間約1,415kg-CO2の二酸化炭素排出削減となります。また、灯油に換算すると、約1,022Lの削減になります。
★設置された太陽光発電システムは全くCO2を発生しませんが、システム生産時は商用電力を使用しております。
システムを20年間運用した場合の総発電量に、石油火力で発電された商用使用電力が排出したCO2の量を換算し、ここから差引きし年間削減量を算出しています。
地震など災害時には使えるの?
停電になってもパワーコンディショナの自立運転機能により、太陽光が当たっていれば系統と完全に切り離した上で、電力が使用できます。
停電の時はどうなるの?
系統連系システムの場合、太陽光発電システムは系統から切り離れます。
系統が復旧した場合、太陽光発電システムは、5分間待機の後、自動的に系統に連系されます。
手動又は自動により自立運転に切り替えるシステムの場合、太陽光発電システムが発電状態であれば日射強度に応じた発電電力が使用できます。
page-top